Backnumber
−続・ガラス原料あれこれ(70)−
 
[和色の新色]
※(続・ガラス原料あれこれは当社のメールマガジンのバックナンバーです。)

ようやく一番寒い季節も通り過ぎようとしています。
今週はぽかぽか陽気の日もありましたね。
でも油断は禁物。
3月後半までは、安心出来ません。
奈良の東大寺二月堂の
お水取り(修二会 「しゅにえ」と読みます)が終わるまでは春が来ないと、
関西人は良く言います。3月14日まで行われます。

さて、今回は「和色の新色」です。
2009年1月に4色(抹茶色、鉄納戸、紫苑色、利休茶)
を新発売して、それまであった蘇芳色を合わせ、
フリットの和色は現在5色となっています。
キャスティングビレットでは11色揃っていますので、
まだまだフリットの和色は足りません。

現在開発中の色としては、次のようなものがあります。
●鈍色(にびいろ)・・・くすんだスモーク色
●群青(ぐんじょう)・・・濃い青色
●銅赤(どうあか)・・・くすんだ赤
●苔色(こけいろ)・・・苔のようにくすんだ黄緑色
●水浅葱(みずあさぎ)・・・渋い水色。浅葱とはねぎの青い部分のこと。

銅赤は日本古来の色名というわけではありませんが、
江戸切り子の被せガラスにもよく使われるように
和のイメージの色だと思います。
また、苔色、水浅葱はビレットでもある色で、
和色に欠かせない色ですね。
それぞれ製品化完了次第、順次販売開始していくつもりです。

さらに和色に限らず、当社のフリット、ロッドのシリーズ全体
としても今後さらに色数を増やしていくつもりです。
また品質面においても改良をすすめ、お客様に満足頂けるように
さらに努力を続けるつもりです。

また、これまでカレットB(塊状)だけのご提供となっていた
「古代色」に「ビレット(半球状)」と「カレットS(水砕品)」が
加わりました。

以前にも書きましたが、画家に取って「絵の具」は作品を作る上で
欠かせないものだと思いますが、同じように我々も、ガラス工芸作家の
皆様にとって、大事な「絵の具」のような存在であり続けるように
今後ともさらに活動を続けていきたいと思います。


※(続・ガラス原料あれこれは当社のメールマガジンのバックナンバーです。)

 
HOME会社概要全国ガラス工房案内ガラス原料あれこれメルマガ受付イベント案内リンク集工房求人コーナーお問合せサイトマッププライバシーポリシー

サングラスショップ 三徳工業株式会社 株式会社サングラス
ガラス工芸に関する商品や消耗品、ガラス製品のショッピングサイト。 ガラス全ての元となる「サン・グラスバッチ」の製造販売をしています。 ガラス化したもの(フリット、ロッド、ビレット)の製造販売をしています。